預金

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預金は銀行や信託銀行、信用金庫などの金融機関に対する会社現金の預け金です。銀行制
度の発展により今や現金と同様の機能を果たせるようになっています。また、大量の現金
を会社に置いておくと盗難などの危険があることがあり、企業間の取引決済には現金を直
接受け渡しする方法ではなく、銀行の預金口座を利用する方法が主流となっています。

ほとんどの企業では売上代金の入金は、銀行振込や手形もしくは小切手によっておこなわ
れています。仕入代金や給与、家賃などの諸経費の支払いも、銀行振込みや手形、小切手
によっておこなわれています。つまり、企業間の決済では銀行の預金口座を介することが
一般的になっています。

小売業や飲食店などの現金売上が多い業種でも売上代金を仕入れや経費の支払いに直接充
てず、一度銀行に預け入れるようにするのが一般的です。日々の売上高の確認と防犯上か
ら銀行に預け入れることがその理由です。小口の現金による経費の支払いでも銀行から引
き出した資金で支払っていることが多いです。どういう業種の企業でも資金の流れとして
は、記録が残るということから銀行の預金口座を通過させるが一般的となっています。

預金口座の種類

一口に預金といっても色々な種類があります。どんな人や会社でも作成できる預金もあれ
ば、銀行の審査を通過しないと作成できない預金口座などもあります。また、決算のとき
には預金種類別に集計して内訳書を作成する必要があります。入金口座、支払口座として
利用している口座の残高は常に把握するようにしましょう。

日常的な経理実務で取り扱いの多い預金は次のとおりです。
・普通預金
・定期預金
・当座預金

預金出納帳と通帳への記帳

預金は現金のように出納帳を作って日々の入出金を管理し、預金口座ごとの残高を把握し
ます。残高不足となり支払いが滞ることの無いようにします。とくに当座預金口座が残高
不足となり不渡りでも出してしまうと会社にとって命取りになりかねないですからね。

この預金取引を記録する出納帳を預金出納帳といいます。基本的には通帳に記帳さえして
おけば預金出納帳を作成することは難しくないのですが、売上代金の入金や仕入代金の支
払い、諸経費支払いが多いと振込件数が多くなりその分だけ作業が煩雑になります。

また、預金取引は銀行に記録が残るので預金口座の残高証明書を発行してもらうことがで
きます。預金に関わる証ひょうとして期末に発行してもらい、預金残高の確認をおこなっ
ておきましょう。

 
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