有利子負債依存度

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有利子負債依存度は、総資産に対して金利支払いや返済が必要な負債(借入金、社債など)
の割合で、財務の健全性や安全性を示す指標です。この水準が高いと有利子負債による資
金調達が過大ということになり、金利負担が大きく収益が圧迫される上、金利動向によっ
て利益が大きく左右されやすくなり、資金繰りも繁忙になりがちです。

この指標は金融機関が融資先の返済能力を評価するときに利用されます。一般的に有利子
負債依存度が低い会社ほど財務の安全性が高く、有利子負債依存度が高い会社は、金利上
昇局面で金利負担が増加して利益を圧迫するため、財務の健全性は低いといえます。

なお、有利子負債依存度と似たような指標に有利子負債比率があり、自己資本に占める有
利子負債の比率をいいます。これも財務の健全性や安全性を示す指標です。

計算式

計算式は次のとおりです。
有利子負債依存度 = 有利子負債残高 ÷ 総資産 × 100

有利子負債には以下のものを含みます。
・割引手形
・短期借入金
・長期借入金
・社債

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