未払法人税等

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未払法人税等とは、期末時点で今期の法人税、法人住民税、法人事業税の納付税額の未納
付金額と中間申告の納付税額を、決算仕訳で一時的に処理するための勘定科目です。

通常、申告納付期限は、決算日から2か月以内なので、法人税などの税金は決算時点で未
払いになりますよね。また、決算日から2か月以内に納付ということがありますので、1
年基準により流動負債に計上されます。

以前は、法人税と法人住民税は法人税等未払金という勘定科目を使い、法人事業税には事
業税等未払金という勘定科目を使っていましたが、新会計基準では法人税、法人住民税だ
けでなく、法人事業税についても未払法人税等で処理するようになりました。

なお、未納付の消費税は、流動負債の未払消費税等という勘定科目で処理をします。未払
法人税等に含めることはできません。

税務上では

未払法人税等は、税務上において納税充当金と呼ばれます。未払法人税等は、会計上では
負債ですが、税務上では負債ではなく純資産に含められます。内容は同じものなのに、名
称も変わり、属する科目も変わってややこしくなっています。

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