B勘屋(偽の領収書販売業者)

税務調査に関する記事一覧に戻る

B勘屋

 
税務署内でB勘屋と呼ばれる人たちがいます。彼らは決して表舞台にはでてきません。何
をしている人たちかというと、偽の領収書を販売している業者のことです。暴力団関係者
がおこなっているとか、最近ではインターネットでも流通しているといわれています。B
勘屋は倒産した会社、休業中の会社、全く稼動していない会社などの領収書を仕入れて、
額面の3~5%前後で販売しています。たとえば、100万円の領収書だったら、3~5
万円前後で売っているのです。

当然ですが、B勘屋は、「偽の領収書を販売しています」などといった看板を掲げて堂々
と営業しているわけではありません。普通の人は出会うことのないような裏の世界で、口
コミを中心にこっそりと販売しています。B勘屋の語源ですが、本物のA勘定に対して偽
物のB勘定ということでB勘屋と税務署内で呼ばれるようになったといわれています。

結局、ばれるときはばれるもの

国税局と税務署は、B勘屋を必死で探しています。B勘屋は、倒産状態にあったり休業中
であったりするものの、実在する(した)会社の領収書を使うので、B勘屋の領収書は一
見、普通の領収書に見えるくらい精巧なものなのです。個人が手書きで数字を改ざんした
ような偽の領収書に比べれば、見破られない可能性は高いでしょう。

B勘屋の精巧な領収書でも、見つかるときは見つかってしまいます。実在する(した)会
社といっても、今は稼動していない会社の領収書なので、調査官が徹底して調べればばれ
てしまうのです。しかも、一旦ばれると、「○○○社名義の領収書は偽物」という情報が、
全国の税務署に一斉に流れます。そして、○○○社名義の領収書を買ってしまった会社は
一網打尽に捕まることになります。

 

税務調査に関する情報はこちらから

税務調査とは
税務調査の種類
税務調査の事前準備
税務調査の調査項目
更正処分
更正処分に納得いかないとき
税務署の言うことを鵜呑みにしない
国税当局の隠語集
領収書の取り扱い
領収書の偽造
B勘屋(偽の領収書販売業者)
領収書の日付や金額の書き換え
 

決算申告、税務申告、記帳代行のお問い合わせ

 
東京で決算をお急ぎならライトの決算申告駆け込み記帳代行にお任せください。
会社経理の記帳代行・経理代行もライト・コミュニケーションズが対応いたします。