仮払金

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仮払金は、使用する目的や使用する金額が未定のまま概算額を出金し、実際に使用したあ
とで精算して、使用した内容の科目に振り替えるときなどに使用する勘定科目です。

また、仮払金は一時的な科目ですので使用後、すみやかに精算して正しい科目に処理すべ
きものです。なお、決算まで未清算のままで残った仮払金は、その他流動資産として表示
されます。

使用するときは

仮払金は、支出する目的が明らかだとしても使途不明金の温床となりやすい科目なので、
経理処理するときには注意が必要です。もともとは目的や金額不明の出金などはないはず
なのですが、経理実務では一時的に仮払金として処理をすることがあります。経理実務者
としてはできるだけ仮払金の処理が起きないように、社内で一定の手続きや制度を整備す
ることが大事です。

仮払金の発生する取引例

仮払金は一時的にしか使わない科目ですが、経理実務ではたびたび出てきます。会社の中
で仮払金が発生する取引には、役員や従業員に対するものが多いかもしれません。特に出
張時に概算額を従業員へ渡すことがあるとよく仮払金がでてきます。

仮払金の発生する取引例は次のようなものがあります。
・従業員への給与の仮払い
・従業員が出張する際の旅費の仮払い
・交通費の仮払い
・接待交際費の仮払い
・社長への仮払い
・その他不明分に対する仮払い

 
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