現金

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現金とは、普段使っている「通貨」のことです。「円」の日本銀行券や硬貨、「ドル」な
どの外国通貨のことです。また、現金には小切手などの「通貨代用証券」も含まれます。
税務申告時に作成する決算書では、預金とあわせて「現金及び預金」などと表示されます。

通貨代用証券

通貨代用証券とは、お金ではないですが銀行や郵便局などの金融機関でいつでもすぐに現
金と交換できるもので、支払手段として他人に譲り渡すことができるもののことを言いま
す。通貨代用証券を受けとったときは、換金するまでの間、現金として管理することにな
ります。

以下のものが通貨代用証券の一例です。
・小切手(他人振出当座小切手、送金小切手)
・送金為替手形
・郵便為替(普通為替証書、定額小為替)
・配当金領収証
・トラベラーズチェック
・期限到来済の公社債利札

現金出納帳

現金は、入金・出金のたびに正確な記録をおこない、毎日その残高を確認する必要があり
ます。日数が経ってから残高が合わないことに気づいても、原因が分からないことが多い
です。このため現金では、日々の管理のため、現金出納帳を補助簿として帳簿付けしてい
く必要があります。

小口現金

多額の現金を会社に置いておくのは危険です。いつ盗難などの被害にあうかわかりません。
そういった危険から守るために多くの会社は基本的に銀行へ現金を預けているはずです。
ですが、ノートやペン、切手、交通費など少額の経費支払いが日常的にあると思います。

そこで少額の経費支払いのために一定額の現金を会社に置いておき、その現金で少額の経
費支払いをおこなうのです。この一定額の現金を「小口現金」といいます。実際に小口現
金から現金を渡すときには領収書などと引き換えにします。また小口現金が不足するとき
は現金を補給します。

現金過不足

現金の入出金を毎日現金出納帳で管理していても現金残高が合わないことがあります。そ
のときは「現金過不足」の科目で処理します。合わない原因がわかった時点で現金過不足
を適切な科目に振り替えます。

どうしても合わないときは雑収入や雑損失として処理します。経理をしていると不思議と
現金が合わないことがありますが、あまり金額が小さいものはこだわらずに雑収入や雑損
失として処理した方が経理は進みます。

 
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