未収入金
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未収入金は、会社の本業の営業取引から生じる売上債権(受取手形や売掛金)以外のモノ
やサービスを提供したときの対価の未収金額を処理する科目です。より具体的にわかりや
く言うと、本業以外の収入、例えば、車両やPCなどを売却したときの売却代金の未収金
額となります。単に未収金とも言われます。
未収入金の発生する取引例
未収入金として扱う本業以外の対価の未収としては次のようなものがあります。
・固定資産の売却(土地や建物、車両、備品など)
・有価証券の売却
・スクラップなどの売却
売掛金との違い
未収入金は、対価の受け取りが未収という点で、売掛金と似たところがあります。未収入
金は、定資産や有価証券の売却などによって生じた債権を処理する科目として使用するの
に対して、売掛金は商品や製品の販売から生じる債権に使用する科目として使われます。
本業以外で発生する金銭の未収は未収入金、本業での売上から発生する金銭の未収は売掛
金というように処理するのがわかりやすいかもしれません。
未収収益との違い
未収入金は、未収収益とも似ていますが区別されます。未収収益は、本業の売上ではない
が不動産貸借契約や金銭消費貸借契約などの一定の契約にしたがい、継続して役務やサー
ビスの提供をおこなうとき、すでに提供した役務に対して、いまだその対価の支払いを受
けていないもののうち、支払期日が未到来の対価を管理するための勘定科目です。
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