投資有価証券

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投資有価証券は、会社が余裕資金によって他社の株式や社債、国債などの債券に投資した
ときなどの長期の投資目的で保有する株式や社債などの有価証券のことをいいます。

具体的には、市場性のない関係会社株式(子会社株式や関連会社株式)、市場性のある長
期保有の満期保有目的の債券(社債など)、その他有価証券(親会社株式、取引先の株式、
持合株式など)長期の投資目的で保有するものがあります。

会社が有価証券を保有する目的を分類すると次の4つになります。
・有価証券(1年以内での売買目的とする有価証券)
・満期保有目的債権(社債など)
・関係会社株式(子会社株式、関連会社株式、親会社株式など)
・その他有価証券(上記以外の有価証券)

上記のうち、有価証券(1年以内での売買目的とする有価証券)は、投資有価証券ではな
く、流動資産の有価証券に計上します。理由は、投資有価証券は長期での投資が目的とな
るからです。

決算時の評価額は

投資有価証券は取得価額で評価し計上しておくのが原則です。関係会社株式は、その会社
を支配したり影響力を行使したりすることが目的として保有されることから時価がいくら
かは関係なく、取得価額で評価されます。満期保有目的債権を額面とは異なる金額で取得
したときは、時価評価ではなく償却原価法により貸借対照表価額を加減する必要がありま
す。

しかし、長期保有の投資有価証券の中には、時価での評価額が著しく下落して回復不能と
見込まれるものがあります。そこまで下落して回復の見込みが低いようだと、相場変動リ
スクに応じて時価評価額まで簿価を切り下げる必要があります。

 
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