長期貸付金

勘定科目に関する記事一覧に戻る

 
貸付金のうち、返済期間が1年を超える貸付金は長期貸付金となります。長期貸付金のう
ち、期間が経過して1年以内に返済されるようになった貸付金は、短期貸付金に振り替え
てもいいですが、そのまま長期貸付金でも大丈夫です。

短期貸付金か長期貸付金か

貸付金の貸付先は役員や従業員、取引先など広範囲であり、その資金使途や期間などもば
らばらですが、貸付期間が決算日から1年以内か1年超かによって短期貸付金か長期貸付
金かに区分されます。決算日から1年以内に返済期限の到来するものを短期貸付金、1年
を超えて期限の到来するものを長期貸付金といいます。

短期貸付金は流動資産へ、長期貸付金は固定資産へ計上されます。長期貸付金は決算から
1年以内に返済期限が到来するようになったときは短期貸付金に振り替えてもいいですが、
そのままでも問題ありません。

長期にわたり管理する必要がある

長期貸付金は、管理が長期にわたるため、会社の担当者や取引先の担当者が変わったりし
ます。担当が変わっても問題ないように貸付金額、返済額、利息計算などの記録はきちん
と会社で管理しておく必要があります。

貸付金を貸し付けたはいいですが、きちんと回収できるかどうかが問題です。貸し付けた
ときの相手先の財政状態が良くても、時間が経過すればその状況が変わり、貸付先の支払
能力が失われることだってあります。もちろんその逆だってありえます。将来、自社の資
金繰りにかかわるかもしれませんので貸付先の見極めは重要です。

相手先から融資依頼を受けてやむを得ず貸付をおこなうときには、貸付金額や返済方法、
返済期限などの条件を相手先と十分に確認して慎重に実行しましょう。

さまざまな状況を勘案してやむを得ない状況以外は仲の良い取引先だからといって安易に
資金の融通はしないことが基本です。もし貸付を実行したときには、貸付金が回収不能と
ならないように売掛金などの管理と同様に貸付先ごとにしっかり管理しましょう。

 
有形固定資産に関連する勘定科目はこちらから
有形固定資産
建物
構築物
機械装置
車両運搬具
工具器具備品
土地
建設仮勘定

 
無形固定資産に関連する勘定科目はこちらから
無形固定資産
営業権
特許権
借地権
電話加入権
その他の無形固定資産

 
投資その他の資産に関連する勘定科目はこちらから
投資その他の資産
投資有価証券
長期貸付金
長期前払費用
差入保証金

 
繰延資産に関連する勘定科目はこちらから
繰延資産
創立費
開業費
開発費

決算申告、税務申告、記帳代行のお問い合わせ

 
東京で決算をお急ぎならライトの決算申告駆け込み記帳代行にお任せください。
会社経理の記帳代行・経理代行もライト・コミュニケーションズが対応いたします。